February 02, 2010

リンダのいる生活

mr.molly  ぼちぼち、今の生活も慣れてきたし子供のこと真剣に考えなあかんなぁ。

mrs.molly  え〜!もうええやん。今さら...。




2人で始めた好きな仕事...。全てが初めてのことで、2人が食べていくのがやっとだったから、必死だった。いわゆる女の幸せは求めてなかったし、全てが手に入るとは思ってなかった。もちろん、もともとは子供もほしいと思っていたけど、年を重ねるごとに、ちょっと無理かなぁと諦めモードに。いつしか、子供はめんどくさいから嫌い!と拒否してしまうようになった。

それに、子供なんて育てる自信もなかったし、イベントで家を空けることも多かったし、mr.mollyだって無理だと言っていた。(若い頃のように勢いでエイッ!ってわけにはいかなくなってきたのだ。) 
が、最近になって(50歳を目前に老後が不安になったんだろうか)急にそんな話するからびっくりした。

まぁ、私としても2人だけの生活もまあまあ楽しんだし、もう1つぬくもりがあってもいいかなぁ...なんてちょっと子宮が考えだしたのだ。
かと言って、相変わらず立派な人間を育て上げる自信もないし、先に述べた様に、外出することも多いし、どうしようかと悩んでいたら、近所の人がヤギを飼いだしたのだ。(いきなり、ヤギ?)

すかさず、私も考えた。そうだ!ヤギを飼おう。ヤギなら1日ぐらい、留守しても大丈夫そうだし、餌は雑草を食べてくれるし(草刈りの手間も省ける...。)かわいいし、おとなしそうだし...。

って事で、早速、実家の母に相談した。(母も昔ヤギを飼っていたらしい。)ヤギを...と全部聞かないうちに一括された。
ヤギをなめんなよ!ヤギかて生き物やで!1日寒い冬の庭にほっとかれたら死んでまうわ!アホな事考えんと早よ子供作っとき!どうしても、子供が無理やったら犬ぐらいにしときなさい。(犬ぐらいて...。)
犬なら留守の時、預かったげる。ヤギはあかん!預かって座敷でポロポロとフンされたらたまらんわ。」
(結局、リンダも座敷で粗相の連発だが、孫よりかわいいリンダを強く叱ったことは1度も無い、父と母...。)

そこからの話は早かった。母が預かってくれる事をmr.mollyに話し、しぶしぶ了解を得た。気が変わらないうちに早く犬を飼おう。私はパソコンに食らいついて子犬を探した。もちろん最初は買うつもりだった。が、いろいろ調べていくうちに「動物の里親募集」 というのがある事を知ったのだ。 
たまたま見つけた和歌山県の動物のレスキュー団体に当時、掲載されていたフレブルの仔犬の件で電話をした。
1度、どんな子なのか見学に行きたいと申し出て、その日の週末に早速、和歌山に向かった。

私達が案内された動物病院では2匹のフレブルがいた。2匹とも怯えていた。(ちなみにその時、仔犬のフレブルは手間がかかるからちょっと難しいと判断され、別の成犬2匹が来てた。)1匹はブリンドルでかなりのビビリ。もう1匹はパイドで、これが我が家に来た子なのですが.........。

こっちおいで。と、手を出そうとしたら、「ちょっと待ってください。その子噛むって言ってました!!!」...って、そんな噛む犬、かなんなぁと言っていたら、私の服に前足をかけて地団太踏むんです。
抱いてくれと言わんばかりに。で抱っこしたら降りようとしないんで、なんか、なつかれてんのかなぁなんて思っているうちにその子を引き取ることになったのです。遠方からの見学ということで、その日のうちにつれて帰ることに。リンダと名付けた。私が子供に付けたかった名前。

その後は、前ブログにも書いたように、被害者続出!特に妹のふくらはぎはパンパンにはれ上がり、真っ青に。(歯が無い為、穴は開きませんでしたけど...。)あの人懐っこいそぶりは私達と私の両親だけにしか見せることはなく、半年がたった。

そして、2010年1月31日、以前からリンダの事で相談に乗ってもらていた文太君のおかあはんに誘っていただき、フレブルの新年会に参加した。


あたしも寄っていいんかなぁ。



最初戸惑い気味のリンダもすぐにみんなとおしりの匂い嗅ぎっこしてすかり仲間入りができた。うれしかった!!!!!

参加者の人にも、う〜〜〜と威嚇することもなく、甘えてみたりなんかもして。私たち以外の人間を半年も拒否していたあのリンダが、人間に甘えている...。オレオクンのママに前足をかけた時、一瞬ドキッとした。ただの抱っこしてアピールだった。室内ランでもBUHI同士、ひやっとする場面はあったけど、リンダは実に楽しそうに走っていた。ある意味、サッカーの審判のような絡み方だった。(笑)

皆さん本当にありがとうございました。

写真いっぱい撮ったんだけど、ぶれてたり、顔が映ってたりで掲載はできませんがとても楽しかったです。



そんな不純な動機で我が家に来ることになったリンダが、私達にもたらしたものは、涙あり、悩みあり、笑いあり、笑いあり、笑いありのにぎやかな毎日です。


この子に教えられたことがたくさんある。考えた通りには事は進まない。何より、mr.mollyの世話の仕方にびっくりした。何一つ家事をしないあの mr.mollyが、子供と30分一緒にいたらうるさがるあの mr.mollyが...。毎朝シートの交換をし、ウンチをトイレに流し、ご飯をあげて寝床の世話までしている。(私には、一緒に寝たら癖になるからあかん!とか言ってるくせに、こないだ、私が留守の時、リビングに布団を敷いて、一緒に寝ていたらしい...。)
    
もしも、私達にも子供を授かることができたら、4人で仲良く生きて行こう。え〜い、もうこうなったら3つ子でも4つ子でも産んでやる!はじめ人間ギャートルズみたいに子供も犬も狸も、みんなおぶってイベントに出展してやる。右のおっぱいはリンダ用!左のおっぱいは子供用!mr.mollyには、第4のチチ(そう、チチと同じ感触の下っ腹)  

なんて楽しい人生だ!なんて幸せな人生だ!




みなさん、温かい目で見守っていてくださいね。


...ちなみに私の大きなこのおなか。まだ入っていませんから。


このブログを書いている私の足元でリンダは屁をこきながら、ず〜ぴ〜と寝ている。そして思い出したように、抱っこをせがむ。



まっなるようになるか?!